ワインの色の違いは何を意味するのでしょうか。

ワインの色の違いは何を意味するのでしょうか。

買おうとしているシャルドネがリッチなのかリーンなのか、疑問に思ったことはないでしょうか。そのヒントはワインの色にあります。多くの "バターのような "リッチはシャルドネは、抽出度が高いため、通常はリッチな黄金色をしています。

ワインの色は、コレクションを集める際にも役立ちます。ワインの色を手がかりに、長期保存が可能か判断できるのです。例えば、縁が青みを帯びているシラーは酸度が低い特徴があります。酸はよく熟成するワインの主な要件でもあるので、酸度の低いワインは熟成には向きません。

ワインエキスパートのテイスターは、ワインの色をよく観察します。ソムリエの資格を得るためにはブラインドテイスティングがありますが、その際参考になるのもワインの色です。

赤ワインの色

 

ライトボディの赤ワイン

ライトボディの赤ワインは、色が薄く、半透明のものが多いです(透けて見えます)。 色合いは、明るい紫色からガーネット色まであります。例:ピノ・ノワール、カステラン、サン・ローラン、ツヴァイゲルト、ガメイなど

ミディアムボディの赤ワイン

ミディアムボディの赤ワインは、色合いの程度も薄すぎず濃すぎず、ミディアムリッチな色が多いです。例:ガルナッチャ、サンジョヴェーゼ、ジンファンデルなど。

 

フルボディ赤ワイン

フルボディの赤ワインは色が濃いことが多く、これはタンニンが多いことを示しています。例:シラー、マルベック、ムールヴェードル、カベルネ・ソーヴィニヨン、トゥリガ・ナショナルなど。

 

古い赤ワイン(熟成ワイン)

飲み頃をはるかに過ぎた赤ワインは、くすんだ茶色になります。熟成の年月で、だんだんと色味が赤から茶色へと変化します。

ロゼワイン

ロゼワインは、赤ワインを造るのと同様に黒ブドウ品種で造られますが、ブドウの果皮は果汁に長期さらしません。その結果、より淡い赤色(ピンク)になります。使用される品種によって、ロゼは淡いサーモン色からマゼンダ色まで様々です。

白ワインの色

ライトボディの白ワイン

ライトボディの白ワインは、透明なものから淡い黄緑色のものまであります。例:ピノ・グリージョ、アルヴァリーニョ、ミュスカデなど。

ミディアムボディの白ワイン

白ワインで最も多いのがミディアム・ボディとされ、淡いイエロー・ゴールドの色調を持ちます。

フルボディ白ワイン

黒ブドウ品種であるピノ・ノワール品種で造る白ワイン、または抽出度の高い白ワインで造られる白ワインの色。多くの場合、これらのワインは酸味が少なく、クリーミーさとバニラのアロマを加えるために樽熟成を用います。

古い白ワイン

2、3年以上持つ状態の良い白ワインはあまり多くはありません。古くなった白ワインは、時間とともに光沢を失い、ますますくすんでいきます。光に弱いため、白ワインは時間の経過とともにオレンジ色になっていきます。

 

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