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ポルトガルワイン専門店 ポルトガル・トレード

ポルトガルワイン ポートワインの種類

ポルトガルワイン ポートワインの種類

ポートワインについて

 

多くのポートワインの貯蔵庫があるヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアとドウロ川の景色をバックに。

 

さて、今日は「ポートワイン」についてのお話です。

当店でも取り扱いのあるポートワイン、世界三大酒精強化ワインと言われ、事実、世界で最も飲まれている酒精強化ワインですが、ポートワインと一言で言っても実は色々なスタイルがあります。

今日は少しそのポートワインについて説明をしていきたいと思います。

 

そもそもポートワインとは・・・?

甘くてアルコール度数の高いワイン。食前・食後酒として飲まれることが多く、デザートやチーズと合わせたり、甘いことからポートワインそのものがデザートとしての役割を果たしたりします。ポートワインの唯一の産地は、ポルトガルのドウロ地域です。それ以外の場所で生産されてもポートワインと名乗ってはいけない決まりがあります。

 

ポートワインのスタイルは大きく分けて3つある

黒ぶどうから造られている「ルビー・ポート」「タウニー・ポート」と、白ぶどうから造られている「ホワイト・ポート」の3つです。(ロゼなども新スタイルとしてありますが割愛します。)

 

ルビー・ポートとは・・・?

ドライ赤ワインのように(普通の赤ワイン)色は赤く、濃い。

開栓後は普通の赤ワインと同じで、だいたい1週間以内に飲み切ることをお勧めします。

それ以降は酸化により味が落ちます。(ただし、甘さが強いため、普通のワインに比べて酸は感じにくく、人によってはもっと長く味わいを気にすることなく楽しめます。)

ルビー・ポートは3年間未満の熟成で市場に出るものが多いですが、以下のようにもっと長く熟成させることで、更に質の良い特別なワインが出来上がります。

 

レゼルヴァ・ルビー・ポート (☆)

生産者が、それぞれの年でより出来のいいルビー・ポートを選んだもの。フルボディで、若々しく、パワフルでフルーティー。

 

レイト・ボトルド・ヴィンテージ・ポート(LBV) (☆☆)

特定の年だけに造られ、4~6年間熟成させます。上記のレゼルヴァ・ルビー・ポートよりも豊潤で複雑な味わいとなり、タンニンがよりとしっかりと感じられる物になります。

 

ヴィンテージ・ポートとは・・・?(☆☆☆)

生産者が持っている最もいいブドウ畑だけから造られるとても優れたワイン。世界で最も長期保存が可能と言われています。重厚で豊潤。ポートワインの頂点に君臨するワインです。20年以上熟成させてようやく飲み頃を迎えるものもあります。長年熟成させたワインは沈殿物(オリ)が生じることもあるので、デカンティングの必要があります。

 

 

トウニ―・ポートとは・・・?

色は赤ワインやルビー・ポートより茶色っぽく薄目。特徴としては、樽で熟成させていて、樽の香がナッツやキャラメルのような味わいとして現れます。色が茶色っぽいのは、熟成の過程で酸素とのコンタクトがあるからで、樽熟成させる際にはあえて一緒に樽の中に酸素を含めます。

ワインはすでに酸素とコンタクトがある作りのため、開栓後も酸化しにくく、6ヶ月ぐらいは質が失われません。

多くはやはり3年程度の熟成で市場に出回るりますが、トウニ―・ポートも、ルビー・ポート同様、さらに熟成期間が長いランクの高い物があります。

 

レゼルヴァ・タウニー・ポート(☆)

色はあずき色っぽい。スタンダードの物より複雑で口当たりがまろやかになります。フルーティで、若かしさと成熟の素晴らしいコンビネーション。

 

年数付タウニー・ポート(☆☆)

ラベルに10年、20年、30年、40年と表示があります。年数が大きいほど水準が高くなります。表示されている年数は、平均熟成年数です。若いポートワインはベリー系の果実味が強いのに対し、熟成とともに、キャラメル、コーヒー、ナッツなどといった風味が増すのが特徴です。

 

ホワイト・ポートとは・・・?

普通の白ワイン同様、白ぶどう品種から造られます。色は黄金色で、ハチミツやナッツの香りがします。通常は2-3年の熟成で市場に。より長く成熟されるものもあり、複雑なナッツの風味になっていきます。

 

年数付ホワイト・ポート(☆☆)

ラベルに10年、20年、30年、40年と表示があります。年数が大きいほど水準が高くなります。表示されている年数は、平均熟成年数です。若いポートワインは華やかでフローラル、果実味が強いのに対し、熟成とともに、ハニーやナッツなどといった風味が増すのが特徴です。

 

おわりに

「ポートワイン」は、甘いワイン?ポルトガルのワイン?というざっくりとしたイメージはあるかもしれませんが、実はこんなにいろいろな顔を持っています。

 

ドライワイン同様、是非「ポートワインの飲み比べ」もしてみてはいかがでしょうか。

 

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