「マスター・オブ・ワイン」
世界で340人程度しかいない最高峰のワインの資格、
「マスター・オブ・ワイン」を最近取得した大橋健一MW(マスター・オブ・ワイン)。
ちなみにこの資格を取得するのに必須の資格が「WSETディプロマ資格」で、
現在世界で8000人程度。次のMWはこの8000人しか候補になれませんが、当店店長パウロも取得しています!
大橋健一MWのお話し
大橋健一MWですが、先日大阪の阪神百貨店で行われた「阪神大ワイン祭」でこんなお話しをされていました。
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2020年にはオリンピックで世界各国の人々が日本に来ることでしょう。
その世界中の人々が日本にやってきて、例えば日本の三ツ星レストランでワインを注文した時に、
殆どのワインがフランスやイタリア産のワインだったら彼らは日本に対して何を思うか。
インターナショナルの式典で世界中の人々が日本に来た時に
彼らが見つけるワインのほとんどはフランスかイタリア産。
そんな悲しい話があってはならない。
元々日本人にとっての憧れの国であるフランスやイタリア。
そしてワインもどこか位の高い物で憧れの物として位置づけられて来たもので、
そこの憧れが一致し、どうしても日本人はフランスやイタリアのワインを選びがち。
もっと固定観念を捨てて色々な国のワインを選んでみてほしい。
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とのようなことをおっしゃっていました。
そしてそのイベントの中で是非試してもらいたいと挙げた3種類のワイン。
それが、ポルトガル産、ギリシャ産、南アフリカ産のワインでした。
嬉しいですね♪
ネッド・グッドウィンMWのお話し
そして、日本人ではありませんが、日本に11年間も住んでいたネッド・グッドウィンMWの話を思い出しました。
彼は日本のワイン事情に悲観し日本を去ってしまいました・・・。
日本ソムリエ協会のハンドブックがボルドー、ブルゴーニュにいかに偏っているか、
日本で一番主流の資格が日本ソムリエ協会のソムリエの資格。
そうするとどうしてもソムリエたちの知識にも偏りが出てしまう。
なかなかワインというステータスを捨てられない日本。。。
もっとネッド・グッドウィンMWの話を詳しく知りたい方はこちらに原文と日本訳がありますのでご覧ください↓
https://winepressjapan.com/archives/2170 (日本訳)
https://www.jancisrobinson.com/articles/why-japan-has-lost-its-mw (原文)
おわりに
もちろん、フランスやイタリア産ワインも本当に美味しい物があります。
ただ、そんなに高額出してそれ飲む?!っていうワインが多々あるのも否めません。
ステータスを買うというので産地で選んでいるような物ですが、
ステータスを捨てて本当に美味しい物を、という意味では他の産地でもっといいワインが沢山あるということ、
みなさんに是非知って頂きたいです。
フランスやイタリア産への憧れや、ステータス、固定観念をなくし、
もっとカジュアルに単純に美味しいワインを気軽に楽しんでいただけるようお手伝いできればと思っております。
ヨーロッパでは数ユーロのワインをランチや家で日常的に気軽にみんな飲んでいるのです。
フランスやイタリア産ワインも美味しいものがありますからそちらも楽しみつつ、
ただ、ワインはもっと世界が広いということも是非覚えておいて頂ければ幸いです☆
スタッフ・ミコガミ