コルク栓を抜くときの音は、ロマンチックなキャンドルライトの中でより素敵な空間を演出することもあるでしょう。
コルクには抜栓時の音を奏でる以外にも大事な役割があることを忘れてはいけません。コルクは、グラスボトル内のワインをしっかりと密閉し空気を遮断することで酸化を防いでいます。
ここでは, 5 種類のコルクとその特性をご紹介します。
スパークリングワイン用コルク(シャンパン栓)
その名の通り、このタイプの栓はシャンパンとスパークリングワインのボトルを密封するのに適しています。 ボトル内の高圧に耐えるために栓の形状は従来のワインコルクとはかなり異なり、直径が大きくなっています。
テクニカルコルク(圧縮コルク)
天然コルクはコルク樫の樹皮をくり抜いて作られていますが、くり抜いた後の残り樹皮部分を砕いて細かい粒子にし、形成されたコルクです。天然コルクよりも安価という特徴があります。
ツイントップ
圧縮コルクのボディの両端に天然コルクを貼り付けたタイプのコルクです。スパークリングワイン用のコルクにヒントを得たこのコルク栓は、コルク産業における革新的な発明の一つともいわれています。両端にコルクディスクが付いているため、天然のコルク栓の利点もすべて備えています。ツイントップは通常、フルーティーなワインや、長期間の瓶熟成が必要ないワインに使用されます。安価でありながら、高級感のあり、高速の瓶詰めラインや天然コルク栓と同じラインにも適しています。
天然コルク
天然コルク栓は、コルクの独特のアロマを失うことなく、ワインの熟成を可能にします。 ボトル内の酸素レベルが低下すると、ワインは狙った品質で熟成することができます。 さらに、天然コルク栓は、収縮に適応するためワインの密封に最適です。
キャップ付きコルク
コルク部分とプラスチックキャップで構成されるこのタイプのコルクは、ポートワイン、リキュール、ウィスキー、モスカテル・デ・セトゥーバルなどのアルコール含有量の高い飲み物に使用されます。 こういった度数の高いお酒は抜栓してから一度に消費されることがないので、キャップ付きコルクは再利用することができ非常に実用的です。