ワインの飲み頃の温度は?

ワインの飲み頃の温度は?

ワインをレストランで飲んだ時とても感動したのに、家で飲んでみると、あれ?こんな感じだったっけ?と思ったことはありませんか? 

 

 

サービスやグラスや空間上の問題もあるかもしれませんが、ワインの飲み頃の適正温度を調整するとワインが変わる可能性があります。 

白ワインは冷やして、そして赤ワインは常温で、とよく耳にすることがあります。 

冷やす場合、冷蔵庫や氷水、赤ワインは夏場でも常温など、ざっくりすぎて実は適正温度とかけ離れていることがあります。 

◆飲み頃温度の基本◆ 
甘口白ワイン           4度から6度 
スパークリング、シャンパーニュ  4度から8度 
軽くてフレッシュな白ワイン    6度から10度 
しっかりめの白ワイン       12度から16度 
甘口赤ワイン           12度から18度 
渋みの少ないやや軽めの赤ワイン  14度から16度 
渋みのある重たいめの赤ワイン   16度から20度 
ということがソムリエ教本などにも記載されています。 

 

 

泡系のものはすっきりとした爽快を楽しみたいので低めが良いですし、白ワインも爽やかさが必要なので冷やします。 

低めとはいっても、コクのある樽のきいた白ワインなどは冷やしすぎない温度で。赤ワインも、軽めのボジョレーのようなものになると、少し冷やしたものを。 

コクのある赤ワインは、他の赤ワインより温度は高めがおすすめです。赤ワインの渋みや厚みを感じるには20度までがいいと、なんとなくどこかで聞いたことや、見たことがあるかもしれなませんが、「赤は冷やさない」ということも聞いたことがありますよね。 

でも実際、夏場に赤ワインを冷やさず常温で飲むと、普通は20度以上ということになります。中々クーラー温度を20度以下設定にしている方は少ないでしょう。 

以上のことから、ワインは最高でも20度あたりがおいしいと言われていますので、夏場は赤ワインでも少し冷やすことをお勧めします。 

 

 

また日本は湿度も高いです。 

温度が高すぎるとワインは味にしまりがなく、だれた感じになります。アルコール度数が高いように感じたり、赤ワインはジャムのような味わいに、白ワインはフレッシュ感が少なくなるなど、やや残念な印象も出てきます。 

冷やしすぎると、泡もののワインは爽快感を楽しむこともできますが、白はリッチな樽感、まろやかさ、赤は渋みを感じることができず、酸味が目立ってしまい、バランスを崩した感じになります。 

そういうときは、グラスを手で覆うように持つことで温めながら飲んだり、常温で落ち着かせるとよいでしょう。 

前述の通り、赤は常温という概念を一度捨て去り、 夏場は飲む1時間前に冷やして、常温でしばらくおいて、適温にしてみましょう。 

軽めの赤ワインは15度あたりが適温なので、冷やすと果実味や酸味が引き出され、きれいな味わいのワインになるでしょう。 

樽をきかせて作っているワインも、冷やしすぎず、冷蔵庫から取り出して1時間くらいおいてからクーラーなどで温度を一定にするとコクを感じる味わいになるでしょう。 

フレッシュな白、泡は、しっかりと冷やしながら飲みましょう。 

また樽熟成の白ワインや赤ワインは温度の変化も楽しめるワインでもあります。 

15度あたりを中心に、自分の好みを探ってみたり、料理のマリアージュを考えたりしながら、幅広い温度を試してみるのも楽しいです。 

クーラーや冷蔵庫、氷水など有効的に使ってワインのおいしさの広がりを楽しんでください。 

これでレストランに近づけます。ご自宅でも一番美味しい状態でワインが飲めるよう、温度の一工夫を加えてみましょう! 

 

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