ワインを口にしたときに、「このワイン高コスパ!」「値段の割に美味しい!」と嬉しくなったことはありませんか?コスパが良いワインを探すのは至難の業ですが、逆に、コスパが良いワインはどうやってできているのかということを、まず考えてみましょう。
その1.ワイナリーの規模が大きく、スケールメリットがある
その2.醸造家が凄腕
その3.気候が安定していてブドウが病気になりにくいなど、栽培の手間がかからない
その4.産地の物価が安く、人件費が他産地よりかからない
もちろん、他の要因もありますが、考えやすい要因はざっとこんなところでしょうか。
では、ポイントごとに見てみます。
その1.ワイナリーの規模が大きく、スケールメリットがある
これに関しては、中々情報を簡単には入手できませんが、ラベルや輸入元のHPなどに、どんな生産者さんか、ワイナリーか、という情報の記載があることがありますね。いちいち確認するのは面倒な気もしますが、「コスパが良い!」と思ったワインに出会った時には、ワイナリー(生産者、ブランド)がどこか確認しておくと、リピートできますね!
その2.醸造家が凄腕
こちらもその1.同様、中々情報を得るのは難しいです。やはり輸入元のHPなどで確認することになるでしょう。そして、やはりいちいち確認するのは面倒な気もしますので、「コスパが良い!」と思ったワインに出会った時には、ワイナリー(生産者、ブランド)がどこか確認しておくと、リピートできます。
その3.気候が安定していてブドウが病気になりにくいなど、栽培の手間がかからない
こちらのポイントは比較的わかりやすいです。一般的にコスパが良いといわれているチリもそうですが、ヨーロッパ伝統諸国だと、ポルトガルは日照時間が非常に長く、気候が安定しています。フランスなどでは霧や低温に悩まされることもあり、ヴィンテージによって出来にばらつきも見られます。そんなわけで、〇年のものは当たり年!など、ヴィンテージも気にするわけですが、気候が安定していると、ヴィンテージごとの品質のばらつきも抑えられ、安定した味わいになりやすいこともポイントです。
その4.産地の物価が安く、人件費が他産地よりかからない
こちらも比較的わかりやすく、その国の物価が高いかどうかというところで検討が付くでしょう。先進国より新興国の方が物価は安く、人件費もやはり抑えられます。旧世界よりは新世界の方が物価が安いことが多いです。とりわけヨーロッパは物価が高いイメージがあると思いますが、実はポルトガルは平均月給が15万円程度、旅行に行っても「高っ!」というよりは、比較的お手頃に旅行ができたなぁと満足しやすく、物価は控えめです。
コスパが良い=チリワインのイメージが圧倒的に強いかと思いますが、伝統諸国ヨーロッパでコスパが良いワインを探す際には、ポルトガルワインがお勧めです!まだ試したことがないという方は、気軽に試せるセットからまずはいかがでしょうか。