メストレ・ダニエル・キュヴェ・ジャパン・ターリャVII / Mestre Daniel - Cuvee Japan Talha VII 2021【白ワイン】
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その歴史は2000年以上・・・
古くて新しい新トレンド「アンフォラ」が降臨。
生産本数なんと600本のみの、日本に向けて特別つくられた超レア限定商品登場。
【内容量】
750ml
【相性のよいお料理】
野菜や魚の濃いめの味付け、チキン等白身肉あっさりとした味付け、パスタやピザなどトマトソース系
【地域】
アレンテージョ
【ブドウの種類】
アンタン・ヴァズ、ペルン、ロウペイロ
【アルコール含有量】
12.00%
【テイスティング】
外観はほんのりと黄金色を含んだクリーンイエローの色調。香は爽やかな印象。グリーンアップルやレモン、オリーブ、樹脂やハチミツなどの香り、ミネラルがしっかりと感じられる。タリャワインならではの複雑なアロマ、美しい酸が広がる。爽やかでクリーンな出汁のような印象。フレッシュ感とともに余韻へと至る。樹齢も40年以上。
【サービング】
約10-12℃でサーブする。
【保存方法】
高温多湿を避け、冷暗所に保管
※こちらの商品はナチュラルワインで、自然ろ過のため、沈殿物も通常のワインより多く見られますが、不良品ではございません。
また、これらの沈殿物は分析の結果、主には乳酸菌で、召し上がっていただいても体に害はございませんが、
口当たりはよくありませんので、最後の方は全部召し上がらずに少し残していただくことをお勧めいたします。
今、新しい。古代ローマ時代から続くポルトガルの「ターリャワイン」
ポルトガルのワイン造りの歴史は大変長く、なんと2000年以上前のローマ時代から。
その中でもリスボンに近い南部のアレンテージョ地方は
アンフォラ(粘土の素焼きの瓶)でのワイン造りが今でも変わらずに継承されているたった一つの地域です。
なだらかな丘がどこまでも広がる、美しいアレンテージョ。
標高が低く温暖な地域の特徴を生かしたブドウ栽培とワイン造りが、はるか紀元前の昔から行われてきました。
ポルトガルでは、アンフォラのことを「ターリャ」と呼びます。
私たちが今回ご紹介するのは、ポルトガル・アレンテージョ地方で、
はるか古代から作り続けられている大変貴重なターリャワイン。
その中でも国際的に注目を集める生産者XXVI Talhasのワインをご紹介します。
2000年前から生き続けるポルトガルのターリャワインとは
一説によると、素焼きの瓶(=アンフォラ=ターリャ)は、はるか古代、
西アジアのフェニキア人によってヨーロッパへ伝えられ、
アジアとヨーロッパの交通の要所でもあったジョージアでアンフォラを使ったワイン造りが始まったようです。
このアンフォラを使ったワイン造りは、その後、エジプト、イタリア、スペインといった地中海沿岸の国々に広がっていきますが、
紀元前2世紀ごろになると、素焼きの瓶に代わって木樽がワイン造りに使われるようになり、
多くの国ではアンフォラのワイン造りは廃れてしまいました。
ところが、ポルトガルとジョージアでは、この古代の伝統が途切れることなく現代まで残り続けたのです。
DOC(原産地呼称制度)で「ターリャワイン」を名乗ることができるのは、
アレンテージョ地域でターリャを使って造られたワインのみなのです。
そんな悠久の歴史を持つターリャでのワイン造りは、アレンテージョの人々の生活の一部。
村のあちこちにかめ壺(ターリャ)が置かれ、人々はブドウを収穫するとターリャに入れ、
ブドウがワインに変わっていくのを季節の移り変わりと共にゆっくりと待っていました。
11月の聖マルティヌス祭の日が、その年の新しいターリャワインの開栓の日。
家族や友人たちが集い、出来たばかりの新酒を共に味わうという伝統は、
この地では2000年以上も前から続いてきたのです。
究極のナチュラルワイン「ターリャワイン」ができるまで
ブドウ畑で収穫されたブドウは直ぐにワイナリーに届けられ、徐梗、破砕機にかけられます。
果汁、皮、さらには茎の一部もターリャに入れ、自然酵母により発酵させます。
8日~15日間ほどかけて発酵させる間、T字型をした木製の棒を使って、1日2回アンフォラの中身をかき混ぜます。
これは発酵を促しつつも発酵による圧で容器の破壊を防ぐためです。
開栓の際には、大きなアンフォラ樽の底近くにコルクでできた栓を差し込み、ワインを抽出します。
その時、底に溜まっている沈殿物が自然のフィルターとなります。
ターリャワイン白は「オレンジワイン」
ターリャで作られる白ワインは、「オレンジワイン」でもあります。
赤ワインと同様に、ブドウの果皮ごと漬け込まれ、醸造されているからです。
オレンジワインは、白ブドウに含まれる色素やタンニンが溶け出るため、
ワインの液体が白ではなくアンバーがかったオレンジ色になり、また、果皮から生じる複雑味のある奥深い味わいが特徴。
近年、日本でもトレンドになっている「オレンジワイン」ですが、ターリャワインでは、はるか昔からこの白ワイン=オレンジワインだったのです!
今“熱い“ターリャワイン生産者、XXVI Talhas
ポルトガル南部アレンテージョ地域。青空となだらかな丘の景色が続く小さな村、Villa Albaに、
素晴らしいターリャワインを造るグループがあります。
彼らの名前は「26のターリャ」を意味するXXVI Talhas。
その名の通り、彼らのワイナリーには26個のターリャが並んでいます。
その一つ一つがとても古く、一番古いターリャは今では大変貴重で珍しく、1846年に造られたものです。
グループのメンバーの一人が、祖父のワイナリー、「Mestre Daniel(メストレ ダニエル)」を引き継いだのが2018年のこと。
Mestre Danielのブドウを使い、100年以上の歴史を持つターリャで醸造されるナチュラルで高品質なワインは、
今では国際的に高く評価され、世界中から注目を集めるように。
XXVI Talhasは、古代から続く伝統的な方法を踏襲。
自ら農薬を使わないで栽培したブドウを手摘みで収穫、
ターリャで発酵・醸造、瓶詰までをすべて手作業で行っています。
ターリャワイン独特の複雑なアロマと快活なフレッシュ感は「XXVI Talha」がつくるワインの特徴です。
自然の力を最大限生かしたワイン造りで鍵となるのが、ブドウの収穫時期の見極め。
ブドウのフレッシュさをワインへと活かすため、9月の最初の2週間の間に、朝のうちに収穫を終えます。
破砕されたブドウはターリャに入れられ、自然酵母によって発酵のプロセスへと進みます。
その後、ターリャが開栓されるまで、室温のコントロールや1日2回の攪拌作業以外は
全て自然に任せられる、究極のナチュラルワインです。
ターリャワインの楽しみ方
アルコール度数が低く、酸味とフレッシュさが持ち味のターリャワインは
どんな料理とも相性が良いのが特徴。
普通にはなかなか合わせにくいスパイシーなエスニック料理やカレーとも合う懐の広さを持っています。
ターリャワインの白は、オレンジワインの特徴でもある、タンニンを備えた強いインパクトがあるため、
ボリュームのある肉料理や脂ののった魚料理など、様々なメインディッシュに合わせやすく、
特に、季節の野菜を使った料理や魚介類を使ったしっかりとした味付けの料理との相性は抜群です。
お肉料理であれば、塩だれチキンなど白身肉のシンプルであっさりとした味付け料理とのマリアージュもおすすめです。
通常瓶詰を行う際は、いくつかのターリャをブレンドし味わいを調整しますが、
こちらの「メストレ ダニエル キュヴェ ジャパン VII」は
たった1つのターリャに、その年一番出来が良かったぶどうのみを詰め込み、醸造します。
ブレンドなしのシングルターリャから造られます。
ターリャワインの造り方をわかりやすく解説!
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