アバンドナド/ Abandonado 2021【赤ワイン】

ロバート・パーカー氏やジャンシス・ロビンソン氏らも認める熟練生産者、Alves de Sousa のドウロワイン。生産者Alves de Sousaは、ポルトガルで最も有名なワイン生産地区ドウロで５世代に渡り家族経営をし、何度となくドウロのベスト生産者として選出されているドウロの生産者たちも頼りにする超優良生産者。

【内容量】
750ml
【相性のよいお料理】
赤身の肉、ジビエ、チーズ類
【ブドウの品種】
トゥリガ・フランカ、トゥリガ・ナシオナル、ティンタ・アマレラ、ソウソン
【アルコール度数】
14%
【テイスティング】
香りの複雑さと鮮烈さが際立ち、バルサミコ、タール、甘草、黒系果実といった特異なニュアンスが感じられる——アバンダナード畑の代名詞とも言える特徴。口に含むと驚くべき調和が表れ、力強さと繊細さ、ミネラル感、そして類まれな果実の純粋さが融合する。片岩土壌、周囲の森、標高による清涼感が確かに感じられ、畑の自然な特性を純粋に表現している。
【サービング】
16-18℃でサービング。

キンタ・ダ・ガイヴォーザの畑の一画にある80年以上の歴史を持つ葡萄畑は、数年間の部分的な放置により多くの欠株が生じていました。強烈な日照に晒され、表面には片岩の岩肌が大きく露出し、一片の雑草すら生えないほど過酷な土地でした。いつしかこの畑は「見捨てられた葡萄畑（Abandoned Vineyard）」と呼ばれるようになりました。

しかし、この極限の環境で生き残ったブドウの樹木があります。古くから長年その過酷な環境を生き抜いた古い古い葡萄の木です。若い新たに植えた木は育ちませんでしたが、この環境でも力強く地中深くに根を張った古木には生命が宿っていました。 

2004年、この区画のブドウを使って醸造したところ、そのワインは唯一無二の個性的な仕上がりとなりました。古樹に感謝をこめて、いずれ姿を消してしまうかもしれないドウロの貴重な古樹へのオマージュとして、このワインを完成させました。生産量は非常に限定的ですが、今ではキンタ・ダ・ガイヴォーザの最高級ワインの１つとなっています。