コヴァーリ・アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ　DOCG　COVALLI - AMARONE DELLA VALPOLICELLA DOCG 2021

イタリア・ヴェネト州で造られる、力強さとエレガンスを兼ね備えたプレミアム赤ワイン。収穫後にブドウを陰干しする伝統的なアパッシメント製法により、果実の甘味、旨味と香りを凝縮。

【内容量】
750ml

【産地】
ヴェネト（イタリア）

【ブドウ品種】
コルヴィーナ・ヴェロネーゼ、コルヴィノーネ、ロンディネッラ、カベルネ・ソーヴィニヨン

【アルコール度数】
15％

【テイスティング】
凝縮感のあるフルボディ。ドライチェリー、イチジク、プラムの果実味に、ココアや甘やかなスパイスのニュアンスが重なる。タンニンは滑らかでビロードのような質感を持ち、奥行きのある味わいが長く続く。アマローネならではの深みと気品を見事に表現し、豊かで洗練された味わいを楽しめる一本。

【サービング】
16-18℃前後でサーブ。

【保管方法】
高温多湿を避け、涼しい暗所に寝かせて保管。
理想的な温度は12〜14℃、適度な湿度を保つことで、長期熟成にも適した環境となります。

イタリアワインに精通している方なら、フルボディでエレガントな極上の赤ワインといえば、伝統的なアマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラDOCGを連想する人も少なくないでしょう。生産量が限定的で、かつては貴族のみが飲むことができた贅沢品とも言われています。

コヴァーリ・アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラDOCG 2021は有名なワイン評論家、James Suckling（ジェームス・サックリング）氏から100ポイント中91ポイントの高得点を獲得。

プラムコンポートの香りと風味にスパイシーなオークのノートが伴い、フルボディ、果実味をまとうタンニンに、複雑味のあるスパイシーなフィニッシュが特徴と同氏に称賛されています。

アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラDOCGとは  

～テロワール～

北イタリアヴェネト州のヴェローナ地区、絵のように美しい丘陵地帯に位置するヴァルポリチェッラは、イタリアで最も有名なワイン産地の一つです。

西にガルダ湖、南東にアドリア海という2つの大きな水域に近接している影響を受け、温暖から冷涼な大陸性気候に属しています。

150～460メートルの高地でのブドウ栽培は、ワインの個性を形成する上で重要な役割を果たしています。標高が高いほど気温が低く、日中の気温差が大きいため、ブドウの成熟が遅くなり、バランスの取れた酸味、洗練されたアロマ、より骨格のあるタンニンが生みだされます。

～ユニークな製法～

収穫した完熟ブドウを陰干しし、干しブドウを使って醸造する伝統製法「アパッシメント」が特徴的です。ブドウの糖度が上昇し凝縮感を増し、甘美で濃厚な味わいとなります。

アパッシメント時にはカビが発生しやすく、カビへの細心の注意を必要とし、また乾燥したブドウは水分が抜け重量が減るため、他のワインに比べると搾れる果汁が減り、必然的に生産量が減り入手が難しくなります。

～ブドウ品種～

ヴァルポリチェッラDOCで生産されるワインの大半は赤ワインで、この地域で最も傑出したブドウ品種であるコルヴィーナ・ヴェロネーゼを相当比率含むのが一般的です。コヴァーリ・アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラDOCG 2021はこの配分を明確に示しており、ブレンドの50％をこの品種が占めています。アマローネはコルヴィーナ・ヴェロネーゼ、コルヴィオーネ、ロンディネッラの固有品種3種と、25%までのその他品種の使用が認められています。

コルヴィーナ・ヴェロネーゼは、鮮やかなチェリーの風味、生き生きとした酸味、骨格とエレガンスをもたらす柔らかなタンニンで知られています。コルヴィノーネは補完的に使われることが多く、より濃い果実香とスパイシーなニュアンスでより豊かな味わいへと導きます。最後にロンディネッラは、アロマティックなフレッシュさとバランスで貢献します。