キンタ・ド・パラル・ヴィニャス・ヴェリャス/QUINTA DO PARAL VINHAS VELHAS 2018【白ワイン】
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ルイ・ヴィトン傘下リモワ創業家が手掛ける次のラグジュアリー、それがワイン。古木の残る貴重なオールド・ヴィンヤードを購入し、2017年設立されたニューワイナリー【キンタ・ド・パラル】
【内容量】
750 ml
【相性のよいお料理】
グリルサーモン、ムニエル
【地域】
アレンテージョ
【ブドウの品種】
アンタン・ヴァズ、ペルン
【アルコール度数】
12.5%
【テイスティング】
ブドウは手摘み。フランス樽で9か月熟成。樽由来のリッチなクリーム感、豊かなミネラル、トロピカルフルーツのアロマが見事に調和しエレガント。長く複雑さのあるフィニッシュ。バランスの良さが際立つ。
【サービング】
16-18℃でサーブ。
【保管方法】
高温多湿を避け、涼しい暗所に寝かせて保管。
【RIMOWA】を世界的ブランドにし、先見の明に優れた男が手掛けるワインブランド【キンタ・ド・パラル (Quinta do Paral)】 は、新たな高みへと舞い上がり、日本のワイン愛好家たちをもたちまち虜にしてしまうことでしょう!
【キンタ・ド・パラル】は、アレンテージョ地方のヴィディゲイラ地区に位置し、「高品質のワイン生産地を、世界中から訪れるワインラバーと共有する」という明確なビジョンの下に設立されました。敷地にはホテルも有し、宿泊客は改築されたサンタル伯爵夫人の旧家 (現在は18室のホテル、レストラン、バー)に滞在しながら、周囲のブドウ畑をゆったり眺めたり、アレンテージョの穏やかな雰囲気を体感することができます。郷土料理が美味しく、夜になると星空が息をのむような天体ショーを見せてくれます。幸運にもワインと余韻に酔いしれる最高の環境です。
【キンタ・ド・パラル】の歴史は、2017年に企業家のディーター・モルシェックがアレンテージョに85ヘクタールの土地を取得したことから始まります。ディーター・モルシェック は、現在はルイ・ヴィトン傘下にある高級スーツケースブランドRIMOWAの創業者を祖父に持ち、自身も同社の社長として活躍していました。
ディーター・モルシェックは、小型航空機の製造と、アレンテージョのワインへ情熱を注ぎ、特に2017年にヴィディゲイラで取得した85ヘクタールの土地を誇るワイナリー、【キンタ・ド・パラル】に注力しています。裕福な家庭に生まれ、裕福な人たちの象徴でもある航空機の所持など、華やかな世界で高級品を知る男が次に目を付けたのがこの土地です。
19世紀末に作られたブランドを受け継いだ彼の夢は自ら「家業を作る」 こと。
それは、イタリアの有名ワイン産地トスカーナを思わせるような、地域を反映したワインを作ることだといいます。
「トスカーナでは、美味しいワインを飲み、美味しい食べ物を食べて、人々が豊かに暮らしている。それはヴィディゲイラでも同じ光景だ。」
ヴィディゲイラ産のエレガントなワイン、上質なオリーブオイル、ブドウ畑の真ん中に建つ高級ホテルなどは、モルシェック家が開発したプロジェクトです。ワインメーカーのルイス・モルガド・レオン氏の協力を得て、ディーター・モルシェックは持続可能性とアレンテージョの伝統に焦点を当てた農場をアレンテージョの中心に建設しました。
「新しいアイデアや素晴らしいアイデアには制限はなく、予算もない」とディーターは断言します。
また、まだ構想段階ではありますが、ヴィディゲイラからポルトガルの伝統ワイン産地ドウロやアンダルシア、モロッコに飛ぶという野望もあります。もうすでにパイロットと、8席のシートを有する飛行機を準備しています。
飛行機にも情熱を注いでいるディーター・モルシェックは、この地で最高のワインと、ここでしかできない特別な体験を求めているすべての人のために、【キンタ・ド・パラル】と空港を結ぶエアブリッジを作りたいとも考えています。
さて、ディーター・モルシェックが着目したヴィディゲイラは、実は探検家ヴァスコ・ダ・ガマの誕生した地でもあります。
ポルトガルのアレンテージョ地方に位置するヴィディゲイラは、なだらかな丘とブドウ畑が作り出す景観が有名で、ワイン造りの伝統や歴史的な魅力がある町です。この地域は、ポルトガルワインの分類では最高となるDOCに昇格し、アレンテージョDOCの8つの地域の1つです。
ヨーロッパからインドへの航路を発見したことで有名になったポルトガル人の探検家ヴァスコ・ダ・ガマは、ヴィディゲイラ近郊の町で生まれ、家族もこの地域にルーツを持っていたことから、ヴィディゲイラはヴァスコ・ダ・ガマのゆかりの地とされています。歴史上に名前を刻んだヴァスコ・ダ・ガマの像が設置されている場所は、現在もヴィディゲイラの人気観光スポットとなっています。
ヴィディゲイラ地方のブドウ栽培は、ポルトガル南部に移り住んだローマ人によって発展したと言われています。ワインが造られるようになったのは、1000年前にも遡ります。
こちらの地図はポルトガル全土と、オレンジ色がアレンテージョ地区、そして8番がヴィディゲイラです。
ヴィディゲイラの風景を形作る丘や山の稜線は、歴史的にみてもワイン造りに最適な環境で、神々に祝福された土地といっても過言ではありません。
強い西風、夜の湿度、そして豊かな片岩、花崗岩、粘土質の土壌は、この地域で有名な白ワインの原料となるアンタン・ヴァス 品種などの在来種が育つのに最適なバランスです。また、この土地はペルン、ティンタ・グロッサ、アラゴネスといった他の品種にも適合していて、これらの品種からできるヴィディゲイラのワインは高い評価を得ています。
何と言っても【キンタ・ド・パラル】の強みは樹齢の高いブドウの木です。ヴィディゲイラ地区の古木=ヴィニャス・ヴェリャスは、アレンテージョの伝統を継承したワインをつくり続けるためにはなくてはならない大変価値のあるもので、若い木にはとうてい出せない個性があります。古木=ヴィニャス・ヴェリャスは、ぶどうの木の幹が太いのが特徴で、見た目でもすぐにわかります。
古木=ヴィニャス・ヴェリャスから作られたワインの特徴は、より強い風味、優雅さ、複雑さが本来備わり、その神がかった絶妙なバランスが織り出す深い味わいを知る人は、無関心ではいられないはずです。
ヴィディゲイラの古木=ヴィニャス・ヴェリャスを保護しワイン造りの伝統をつないでいくことは、遺産を守ることそのものです。【キンタ・ド・パラル】は、世界に向けてその姿を見せ続けていきます。
ワインメーカーのルイス・モルガド・レオン氏によると、ディーター・モルシェックがこの土地を取得したことは「大きな賭け」でもあり、この地区が持つ魅力に期待する気持ちが反映されていると言います。
「かつて古木は生産性がなく価値がないとされ根こそぎ取り払われ、儲けを優先し新しいブドウの木が植えられるサイクルがありましたが、私たちの賭けは、歴史的にも貴重なブドウの木を活かすことであり、持続可能性を実現することです。」
古木は実をつけにくいため、若い木に比べブドウの収穫量が格段に減り生産性は悪い一方で、多くの実に分散されず少しの実に栄養が集中することで、若い木とは比べものにならない非常に良質で、味わい深いブドウとなります。
「【キンタ・ド・パラル】を訪れる人たちには、私がアレンテージョに到着したときのような体験をしてもらいたい。」 とディーター・モルシェックは話します。
【キンタ・ド・パラル】の近くに建てられたブティック・ワイン・ホテルは、この地域にある他のどのホテルとも異なりユニークな観光リゾートです。23の豪華な部屋と伝統的なアレンテージョ料理を提供するレストランがあり、アレンテージョに訪れるゲストに"Way of life"(生活様式、生活のスタイル)を提供することを目的としています。
「私たちは古木を取得し保護することから始め、ワイナリーの拡張に勤しんできました。そして素晴らしい空間を備えたブティック・ワイン・ホテルの建設に着手しました。そこには、都会の喧騒から離れ、穏やかな環境で過ごせる庭園も多くあります。」
【キンタ・ド・パラル】の施設にあるレストランの料理長に抜擢されたのは、地元産の食材をふんだんに使用し創作する料理に評判があるジョゼ・ジュリオ・ヴィンテム氏 です。彼の提案する料理の数々は美食に対する情熱と地域で採れる食材へのこだわりが反映されています。
【キンタ・ド・パラル】は、ヴィディゲイラに地産地消のコンセプトを導入して、レストランで使用する食材は近くの野菜畑や【キンタ・ド・パラル】の果樹園から季節の旬なものを直接仕入れたいと考えています。そして、この地域の観光を盛り上げるだけではなく、【キンタ・ド・パラル】のレストランを美食家たちの知る最高のレストランリストの1つとして、この地のワインと共に名を連ねられるよう取り組んでいきます。